カマグラ以外にもED治療薬では様々なジェネリックが登場しています。
ジェネリック医薬品とは、新薬と同成分、同効果で効能が全く同じものをいいます。
法的な観点からのジェネリックは先発薬の独占的な知的権利期間が満了された後に、同成分し製造・販売されたお薬をいいます。
日本では特許保護期間は20年~25年となっています。
ED治療薬はインド製(ジェネリック)が有名で価格的に選択されやすい
「カマグラ(バイアグラ系)」や「タダシップ(シアリス系)」「バリフ(レビトラ系)」のジェネリックとして発売されているものは、殆どがインドの製薬会社製です。
もちろんED治療薬だけでなく様々な医療品がインドから世界に輸出されています。
カマグラ等のEDジェネリックはこちらも
カマグラの先発薬は20年以上経過しているので特許が終了しています。
ですが、実は特許が終了する前からカマグラはジェネリックとして製造・販売がされていました。
この権利で保護されいるはずなのにジェネリックが作られている理由はインド国としての政策・法制度によります。
新薬の開発には、多額の期間、費用が必要となります。
そのため、新薬には世界的に特許が設けられており、新薬販売後の一定期間は独占的に販売することで、開発費用などを回収できるような法律的な仕組みがあります。
つまり、通常は特許の切れていない薬のジェネリック医薬品を製造販売することは、違法な行為となります。
インドは物質特許を認めない法律がある。
ところがインドでは、医薬品についての物質特許を認めないという法律が1970年に成立されました。
物質特許とは、医薬品の有効成分自体にかけられる特許です。
これが認められないことから、同じ有効成分の薬であっても、違う製法で製造すれば特許を回避できるということが起こったのです。
ですので、カマグラだけでなく、様々な医薬品が特許が期間が切れる前から製造・販売が出来るようになっていました。
1995年以降は、WTOに加盟することでインドでも物質特許が認められています。
しかし、「すでに知られている物質の新たな用法」については引き続き特許が認められない状況なので、なかなかインドで新薬の特許が認められない状況が続いています。
貧しい国では命を救うためにインドの薬が必要

国際的にみれば、インドのジェネリック医薬品は特殊なものと考えられます。
しかし、人気を博しているのにはそれなりの理由があるのです。
ジェネリック医薬品は、新薬の開発費用を必要としないため安価に販売することができます。
このことから、インドの低所得者層をはじめ、発展途上国などではなくてはならない薬となっているのです。
インド製のジェネリック医薬品が無くなってしまうと、世界中で「治療できる病気が金銭面で治療できない」という状態になってしまいます。
また、貧困の多い国や紛争地域で活動する「国境なき医師団」も、インド製のジェネリック医薬品を使用しています。
国境なき医師団は非営利団体のため、高額な新薬の費用を賄うことはできないのです。
このように、国際的には違法なインド製ジェネリック医薬品も、世界各国で役立っているといえます。
インド製薬は衛生面、品質は安心できるか?カマグラも安心してご利用下さい
インド製のジェネリック医薬品は、国境なき医師団も治療に使っています。
そのため、基本的には安全な薬と考えて大丈夫でしょう。
ですが、気になる点としては製薬会社製では「ない」お薬も一部流通している可能性がある事です。
このように非正規メーカー製ですと偽物や模造品、悪い品質が紛れ込む可能性もあります。
ED治療ならばクリニックの処方箋が必要で全て自腹です

ネット上ではインド製のジェネリックを個人輸入で出来る通販サイトが沢山あります。
長年、運営している通販サイトならば正規の問屋やメーカーから商品を仕入れているはずですので、問題はないと思います。
今のネット社会で偽物や模造品を販売してれば、警察や関連団体から圧力が働き、レンタルサーバやレジストラーへの圧力でサイト閉鎖となります。
ですので、基本的には問題はありません。
ですが、命に関わるような病気の治療の場合は医師の診断で薬を処方してもらうようにして下さい。
殆どのお薬が海外から安価に購入できてしまいます。
せめて初めは医師からの処方箋で薬を調達し、次回からは同成分のお薬をEC通販サイト経由での購入等と段階を踏んだ方が良いかもしれません。
クリニックでの問診は結構簡単

クリニックで診断を受けてもED治療薬は日本の中では3種類しかなく効能は同じですので、実際は使ってみないとお薬との相性は分かりません。
International Index of Erectile Function(国際勃起機能スコア)と呼ばれる問診表を使用されます。
また、以下は「告知書」として以下に該当する人はED治療薬が使用できない可能性があるので、医師に相談を下さい。

コメント